ジブリの「かぐや姫の物語」、みた?
近々、女房と一緒にみにいくつもりだ。
「竹取物語」は、ずっと前から何度も読み返している。
何度読んでも興味は尽きない。
そこで、僕なりの解釈を試みてみようと思う。
 
 
珍説「竹取物語」予告編
 
 
【未知との遭遇】
 
今は遥か昔。
天空の彼方より、虹色の輝きを放つ未知なるものが、この地上に降り立った満月の夜。
破れた戸口の隙間から、暗闇を射るように差し込む数条の光、やがて、音もなく開け放たれるや、家の中は暗いところなく、満月を幾重にも重ねたほどの光に満ち溢れた。
 
「竹取物語」は作者不詳らしい。
この日本最古の物語は、多くの謎に満ちている。
 
「今は昔。竹取の翁といふ者ありけり。野山にまぢりて竹を取りつつ、よろずのことに使ひけり」
 この物語は、翁が竹の中の小さな子を見つけたところからはじまるけれど、それよりもっと遥か昔、天空の彼方からやってきたUFOと最初のコンタクトが暗示されている。
 
天空の彼方からやってきたのは何者だろう?
家の中にいたものは誰だろう?
 
その謎を解くキーワードは「昔の契り」だった。
そのことは、後でわかる。
 
 
【まぼろしの都】
 
・・・一人の人間にとっては小さな一歩だが、
    人類にとっては偉大なる飛躍である・・・
 
人類が史上初めて月に降り立ったのは1969716日。
かぐや姫が地球から帰還した月の都は、既に廃墟の跡形もなく消え失せていた。
彼らは月よりも遥か彼方の時空に旅立っていた。
 
※ ここのところは、星新一著「竹取物語」を、ちょこっとパクッてる。
 
 
【未知の生命】
 
今は昔。竹取の翁という者がいた。
野山に分け入り、竹を切り、いろいろな細工をして暮しを立てていた。
ある日のこと、竹やぶのなかに光を放つものがあった。
怪しみ、近寄ってみれば、透けて光る竹の中に3尺ほどの小さな可愛らしい子がいた。
「朝夕、竹にかかわる日々のこととて、・・なるほど、そうであったか。この御子は、このわしに授けてくださったのであろう。」
手の中に入れて、家に連れて帰り、媼に見せた。
愛くるしいこと、このうえなく、とてもちいさな子だったので、籠に入れて育てた。
 老夫婦の喜びは如何ばかりであったことであろう。
 
竹とは似て非なる生命維持装置のようなもののなかに宿っていたものは、胎児の姿をした未知の生命だった。
 
 ここまでが予告編。
・・というか、ホントはこんなことしてる場合じゃないのだ。
ウチョウランの移植がちっともはかどらない。
 
この続きは、気が向いたときに・・。