・・・・・・・2018年・・・・・・


日  本・・・・・・ 豪雨による大規模災害・記録的猛暑

アメリカ・・・・・・ 気温52度超を記録

カナダ・・・・・・   熱波で高齢者多数死亡
          東部で6月に雪が降る

スゥエーデン・・・およそ50箇所の大規模森林火災発生

北極圏・・・・・ 気温30度超

  
               ・・・・・2019年・・・・・

アマゾン・・・・大規模火災

 
              ・・・・・20✕✕年 近未来・・・・・
 
 
 
 【第1ラウンド】
 
 20××年の気候変動サミットは南太平洋の無人島が開催地となった。
 
 今回のサミットは温室効果ガス排出量の各国割当てが主要議題である。

 参加国の思惑・温度差の隔たりは大きく、開始早々より会議は紛糾を極めた。

やがて、議論が白熱した末、議場は入り乱れ、

プロレ
のよ取っ組み合いの大乱闘となった。
 
日本の首脳はヤシの実を投げつけられ、鼻血を出して気絶した。 

ここで第1ラウンド終了のゴングが鳴った。
 
 
【第2ラウンド】
 
 しばしの休憩の後、開催国の議長裁定により、各国に割当てる温室効果ガス排量を

ジャンケ
で裁決する案について議場に諮ったところ、全会一致で異議なく承認された。

 
・・・議長裁定・・・ 

ジャンケンで勝ち残った国から排出量を優先して割り当てるものとする。
 
 
ところが、「最初はグー」 に続いて、各国一斉ばらばらに グー・チョキ・パーを出

から、いつまでたっても勝負がつず、疲労の色が濃くなった。

ここで第2ラウンド終了のゴングが鳴った。


【第3ラウンド】
 
これじゃいつまでたっても合意に至らないということで、

議長国から、ジャンケンをトーナメント方式にするかリーグ方式にすか、

そのどちらかを選択する議案が
動議された。
 
 ・・・が、しかし、どちらの方式を採用するかをめぐって、各国の思惑が鋭く対立し、
 
議場は再びプロレスのような大乱闘となった。

日本の首脳はヤシの実を投げつけられ、鼻血を出して気絶した。 

ここで第3ラウンド終了のゴングが鳴った。
 

【第4ラウンド】
 
 再び開催国の議長案により、ジャンケンをトーナント方式るか、

それとも、リーグ方式にするか、そのどちらの方式を採用するかを

ジャンケンで決めることについて議場にたところ、

本案は全会一致で異議なく承認された。
 
 なお、日本が提案したアミダクジによる裁決の方式は、あっさり否決された。
 
 

【第5ラウンド】
 
 サミットが迷走している最、地球は危機的状況を迎えていた。
 
 南極の氷山がナイアガラの滝のように恐ろしいいで溶けだし、

世界中の臨海都市が海面上昇によって、あれよあれよという間に

水没していった。
 
 

【第6ラウンド】
 
 サミット会場となった島にも大波がざんぶりこざんぶりこと押し寄せ、
 
 ジャンケンに熱中していた各国の首脳は慌ててヤシの木によじ登り、

危うく難を逃れた。


【最終ラウンド】
 
 大海原の海面から突き出て林立するヤシの木々にしがみついた各首脳の

姿は、まるでヤシの実の鈴なりのように見えた。

最終ラウンドのゴングは鳴らなかった。

 太平洋の水没した島から、

呪文のようなジャンケンの
掛け声が果てしなく響いた。


                 ・・・・・最初は ぐ~・・・・・