珍説 「竹取物語」 予告編その2
 
 
【時の流れ】
 
「ゆく川の流れは絶えずして、しかも、もとの水にあらず。
 
よどみに浮かぶうたかたは、かつ消えかつ結びて、
 
久しくとどまりたるためしなし。」
 
 
無常観漂う「方丈記」の冒頭の一節
 
川の流れは,時の流れでもある。
 
美空ひばりは、川の流れのように歌い、テレサ・テンは、時の流れに身をま
 
かせ歌っていた。
 
「竹取物語」でも、過去から現在に至る時の流れが、あやとりのように交錯
 
ている。
 
それだけではない。
 
宇宙全体と地球の時の刻みの矛盾を絡めて、われわれ人類の未来さえも予言
 
ている。
 
この物語の謎を解く、もうひとつのキーワードは「心」だった。
 
 
・・・とうとう、あかちょうちんも酒を飲み過ぎて、頭がおかしくなったと言われてるみたいだな。・・・