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竹取物語 ・・・・・作者不詳 : 日本最古(1300年頃 ? )の物語


長い物語の古文数行をランダムにピックアップして、

我流で訳してみます。


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今は昔、野山に光を放つ1本の竹があった。

竹の根元の節には、クローン培養装置が組み込まれ、

胎児のような未知の生命体が宿っていた。




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未知の生物は、竹取の老夫婦によって育てられ、

わずか3か月で成人し、「なよ竹のかぐや姫」と名付けられた。




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かぐや姫によれば、

月の都の者は、きらびやかではあっても、

老いることも死ぬることもなく、

嬉しいとか、怒るとか、哀しいとか、楽しいとかの心もなく、

ヒトとは異なる生き物だった。





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ある日以来、かぐや姫は、来る日も来る日も涙で溺れていた。

もうすぐ、月の都から迎えの使者がやってくる。

都には帰りたくない。

ずっと、地球で暮らしたかった。




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いよいよ、月の都から迎えの使者がやってくる。

かぐや姫は懇願した。

迎えに来るのは待ってちょうだい。




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かぐや姫の願いは聞き入れられなかった。

・・・そなたの願いは叶わぬ。時を待て・・・・





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月あかりに照らされたかぐや姫は憂いに満ちていた。

手のひらで青白く光る点滅が消えた。


青白く点滅していた携帯電話みたいな通信機器で、

かぐや姫は、月の都と絶えず交信していた。




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・・・・・小さな一歩だが、人類にとっては大きな飛躍である・・・・・


竹取物語から700年以上? 経った1969年7月、

ようやく、人類が月に到達した。

月の都は既に跡かたなく消え、

未知の生命体は月より遥か彼方へ旅立っていた。